1.keystoreファイルは絶対に削除しない
apkファイルへの署名の際、別途出力したkeystoreファイルを使います。これは絶対に削除しないこと。あとでアプリのアップデートができなくなります。アップデート前のapkファイルとアップデート後のapkファイルは、両方とも同じ署名処理を施さなければなりません。違うkeystoreファイルを使うと、アップロードをはねられてしまいます。
ウチの場合keystoreファイルはちゃんと残していたのですが、なぜか一部のコンテンツで「署名が違う」とはねられてしまいました。原因は不明です。現在Googleに問い合わせ中ですので、進展がありましたら報告します。こんなことがあるので、バックアップを複数とっておいた方がいいかもしれません。
2.「公開設定オプション」で「コピー防止」を有効にする
コピー防止をOnにすることで、ダウンロードした端末からほかのメディアや端末にコピーできないようにします。apkファイルの実態はzipファイルなので、PCなどに転送されると解凍され、中身を見られてしまいます。いずれなんとかされちゃうかもしれませんが、まずは有効にしておきましょう。あとから変更はできないので、注意が必要です。
3.プロモーション素材を用意しておく
各カテゴリのページの一番上に注目アプリの紹介が掲載されます。ここで使うのがプロモーション画像とプロモーションテキスト。効果はどれだけあるかわかりませんが、掲載されないより掲載された方がいいに決まっているので用意しておきましょう。
4.いつでもアプリを削除できると思うな
これはまったく原因不明なのですが、アプリを削除できません。「サーバのエラーだから後で試してね」とか言われるのですが、いっこうにダメ。同じような問題がほかでも発生しているのか調べてみましたが、情報はありませんでした。削除できることもあるのでしょうか。
いずれにしても、なんらかの原因で削除できない場合もあります。後で消せるからいいや~と思っていると、ずっとさらされ続けることにもなりかねませんので注意しましょう。
5.Googleのサポートは英語のみに対応
Androidマーケットのデベロッパーに対するサポートは英語しか受け付けていません。いずれ多国語にも対応するとは言ってますが、いつになることやら。問題発生で問い合せる際は、英文を用意しましょう。ただ、さんざんまたされた挙句に、トンチンカンな回答をされことがあるかもしれません……(経験談)。
6.マーケットのヘルプはなんの役にも立たない
まー、Androidマーケットのヘルプはなんの役にもたちません。英語版もしかり。開発者向けの「デベロッパーガイド」を見た方が役に立つかもしれません。幸い、日本語訳されている方がいるので、コチラを参考にするといいでしょう。
7.署名の有効期間を24年以上にしておく
apkファイルの署名化を行なう際、有効期間を2033年10月22日以降にしておく必要があります。24年後ですので、つまり8760日以上にしておくこと。これ以前を有効期間の最終日にしておくと、アップロードをはねられます。
8.アップデート後のバージョン表記はAndroidManifest.xmlに
バージョン情報は、AndroidManifest.xmlの<manifest>に記述します。アップデートのたびにandroid:versionCodeに1を加えましょう。android:versionNameには表示したいバージョンナンバーを入力します。たとえば、android:versionCodeに2、android:versionNameに1.1、という感じです。
9.ダウンロードページへのリンクを用意する
自前のサイトなどでアプリを紹介しているなら、Androidマーケットへのリンクを貼っておきましょう。リンクの作り方は以下のとおり
market://details?id=(アプリのパッケージ名) 例)market://details?id=com.hoge.hogehoge
このリンクはAndroid端末用のもので、PCからでは参照できません。
また、そのほかのリンクの作り方もまとめておきます。
●パッケージ名での検索結果を表示する
market://search?q=pname:(アプリのパッケージ名)
●開発者名でアプリを検索する
market://search?q=pub:"(開発者名)"
Androidマーケットは開発者にとってもユーザーにとっても不便なところが多いですね。早く改善されるといいのですが。