マイクロソフトにしてはエラく思い切った価格設定だなあ、と思った次第でして。
マイクロソフト、XP以降に39.99ドルでWindows 8 Pro アップグレードを提供 - Engadget Japanese
で、思い出したのが「マイクロソフトはこれからWindows Azureをメイン製品に据える」という説です。ソースはなんだったか思い出せないどころか、内容もうろ覚えなんですけど。スミマセン。
そのときに見たか聞いたかしたのは、次のような内容です。
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Linuxを始めとする無料OSの存在を考えると、端末向けのOSで利益を上げるのは難しくなってくる。そこで将来的にはマイクロソフトも端末向けOSを低価格あるいは無償で配布し、サーバー向けOSで商売する
そのときは「ふ~ん」としか感じなかったのですが(先見性ゼロ)、今回のキャンペーンで「こういうコトだったんだな」と思い出しました。
Windows8が広く普及すればソフトやサービスの需要も高まり、その結果として開発ツールやWindows Azureの需要も高まる。もちろんパッケージだけでなく、Win8向けのフリーミアムなサービスも展開してくるでしょう。
世の中には「なんで新しいOSをポンポン出すんだよ」という意見もありますが、それはマイクロソフトの最大のお客様がプリインストールのライセンスを大量に購入してくれるDELLやHPなワケでして、新製品を出すたびに買い替え需要が発生して双方ともにウハウハになるワケでして、まあそんな大人の事情があるんじゃないかなーと邪推するワケです。
今回のWindows8も最終的には企業をターゲットにしているものの、PCメーカーからソフト・サービス開発メーカーにシフトしつつあるのではないでしょうかね。そしてマイクロソフトはウィンドウズの稼働台数を増やすために、PCやタブレット、スマートフォンにとどまらず、ありとあらゆるモノに組み込み始めるハズです。「Embedded Systems」のようなエンタープライズ向けではなく、テレビとか冷蔵庫*1とかのような身近な製品に。
いまさら感満点の内容ですが、ふと思い出しましたので。
*1:そういえばひと昔前にネットを閲覧できる「インターネット冷蔵庫」というモノがありました。当時は「バカなもの作ったなー」と思っていましたが、最近のレシピサイトやネット通販の広がりを考えると、先見の明がありすぎたように思えてなりません。10年早かった
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