ソニー「VAIO Z」のレビュー連載用と確定申告用に、ソニー製の非接触式ICカードリーダー「PaSoRi RC-S370」を買いました。値段はAmazon（販売元：ビックカメラ）で2440円です。今回は、その素晴らしすぎる使い勝手を紹介します。
ちなみにパソリはe-Taxに対応しているので、これで確定申告も可能です。ちなみに確定申告期間内にe-Taxを利用すると、所得税額から最高3000円（平成24年ぶん）の控除を受けられます。昨年以前は控除額が4000～5000円とちょっと多めだったので、もっと早く用意しておくべきでした。なお、e-Taxによる税額控除を受けられるのは今年ぶんまでですのでご注意ください。
コンパクトで扱いやすいボディ
主な付属物は、本体とケーブル、そしてスタンドです。サイズはカードをふた回りほど大きくした程度で、重量は145gと軽量＆コンパクト。USBケーブルの長さが1メートル程度あって若干ジャマかなという気もしますが、結束しておけばいいでしょう。そのまま横に置くよりも立てたほうがカードを認識しやすいとのことで、スタンドも必須です。
外観は非常にシンプルです。USBコネクターがひとつあるだけで、ボタン類は一切ありません。ボディの材質が樹脂なのでちょっと安っぽく見えてしまいますが、通常利用には問題ないでしょう。
PCに接続するだけでドライバーとソフトをインストール
USBケーブルでパソリとPCを接続すると、自動的にドライバーとユーティリティソフトがインストールされます。必要なのは使用許諾の操作だけで、非常に簡単です。インストールが終わってから本体にカードをセットすると、ランチャーが自動的に起動します。
カードの種類によって、表示される項目が変わります。今回はSuicaをセットしましたので、Suica対応ソフトが表示されています。このランチャーから目的の操作をクリックすれば、専用ソフトが起動します。
SuicaやPasmoなど、公共の交通機関で利用するICカードの履歴を見るには「SFCard Viewer」を利用します。Suicaの場合、確認できる履歴は最大20件まで。交通費の精算などで確認が必要な場合は、２～３日おきに閲覧したほうがいいでしょう。メニューからCSV形式に出力可能なので、エクセルなどで開いて参照・編集できます。
ウィジェットで手軽に履歴を確認
FLO:Q（ソニーのウィジェットサービス）を使えば、複数のICカードの残高や履歴をひとつのウィジェットで確認できます。操作は簡単で、ウィジェットを起動後、パソリにカードをセットするだけ。画面上部の「電子マネー切替」タブをクリックしてからICカードをセットしなおせば、ほかのICカードも参照可能です。
また、Edyやおサイフケータイ、Suicaなどにチャージできるのも便利です。あらかじめクレジットカードの登録が必要ですが、Suicaなどではわざわざ駅でチャージする必要がありません。クレジットカードによっては利用金額によってポイントが貯まりますから、現金でチャージするよりもお得ですね。Edyなら買い物ごとにさらにポイントが加算されるので、かなりお得です。ちなみに、チャージやクレジットカードの登録はブラウザーで行ないます。念のためIEを利用したほうがいいでしょう。
※Edyのチャージ・管理を行なうWebページ
結論は「もっと早く買っておけばよかったなあ」
2年前にe-Taxの用意をしておけば、電子証明書の代金（1000円）を含めても約1600円の黒字でしたね。もっとも電子証明書の更新料もありますので、最終的には費用はかさみますが、税務署へ行くことを考えればお得で便利です。
また、Suicaもチャージできることを知りませんでした。いちいち駅でチャージしていた手間は、なんだったのでしょうか。クレジットカードで決済していればポイントも付くんですよ。交通費だって年間で考えれば結構な金額です。どれくらいのポイントが付いたことだか……。
「ICカードリーダーなんていらないよ」と思っていたために、多くの時間とお金をムダにしていました。くそう、オレサマのバカ！ でも今日から活用しまくって、損を取り戻そうと思います。まだの方はゼヒ！ 特に確定申告されている方にオススメですヨ!!
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