Windows8にアップグレードできない場合の対処方法 - デジタル小噺

2012年10月28日日曜日

Windows8にアップグレードできない場合の対処方法



Windows8が発売されてから2日が経過しましたが、「インストールできない」「アップグレードできない」などの不具合をちらほらと聞きます。そこで今回は、アップグレードできない問題に対する解決方法を紹介しましょう。


2012年10月31日 追記
アップグレードできない状況やアップグレード後の不具合は、PC環境が原因の可能性があります。国内メーカーのWindows8サポートページをまとめましたので、そちらもご覧ください。
国内主要PCメーカーWindows8サポートページまとめ



解決法その①:ソフトを更新、アンインストールする


Windows7の設定やソフトを引き継いでアップグレードしようとした場合、Windows8にアップグレードできないと表示されることがあります。これは、Windows7にインストール済みのソフトが、Windows8に対応していないためです。アップグレードアシスタントを利用すれば、事前に問題のあるソフトを調べることができます。


アップグレードアシスタントは、Windows8の購入ページから「Proを¥3,300で購入する」をクリックすることでダウンロードできます。調べるだけなら支払いは発生しませんので、問題が発生したときや事前調査に利用するといいでしょう。入手方法と使い方については、以下のページを参考にしてください。

期間限定3300円! Windows8Proへのアップグレード方法

問題あるソフトがみつかった場合、まず販売元のサイトでWindows8の対応状況を調べましょう。ソフトをアップデート(更新)することで、問題が解決する場合があります。わからない場合は、サポートに問い合わせるといいでしょう。

Windows8に対応していない、または開発を終了した、もしくは開発元が存在しない場合、残念ながらそのソフトをアンインストールしない限りWindows8を利用できません。どうしてもそのソフトが必要な場合、Windows8をあきらめることになります。

もし、WindowsXPやVistaのライセンスが余分にあるなら、Windows8Proの「Hyper-V」と呼ばれる機能で仮想環境を構築できます。Windows8のなかに、バーチャル(仮想的)なほかのOSの環境を作るのです。設定や作業が少し複雑ですが、作成した仮想環境に問題のあるソフトをインストールすれば、問題は解決です。なお、Hyper-Vについては以下の記事を参考にしてください。

レッツ! Windows 8 - Hyper-V 3.0を有効にする(マイナビニュース)

解決法その②:ドライバーを更新する


利用しているパーツや周辺機器のドライバーが問題で、Windows8をアップグレードできない場合もあります。そんなときは、メーカーサイトから最新のドライバーを入手しましょう。ドライバーを更新することで、問題が解決する場合があります。

ドライバーの入手方法がわからない場合は、ドライバー情報をチェックできるフリーソフトが便利です。ドライバーの入手先を表示したり、一部のドライバーならそのソフトからダウンロードできる場合もあります。

未適用・未更新のドライバーをチェックし最新版をダウンロード「Device Doctor」(窓の杜)

Windows8対応のドライバーがない場合は、そのままでは利用できません。不具合のあるパーツや周辺機器を外してからアップグレードを行なってください。アップグレードに接続して動けばラッキー、動かなければメーカーの対応を待ちましょう

その周辺機器を使う必要がないなら、ドライバーを削除する方法もあります。コントロールパネルから「ハードウェアとサウンド」→「デバイスマネージャー」とクリックしてデバイスマネージャーを表示してください。問題のあるデバイスの右クリックメニューから「削除」をクリックすれば、そのパーツや周辺機器を無効化できます。


ドライバがうまく削除できない場合、ドライバーを再インストールすると削除できることがあります。これはソフトをアンインストールできない場合でも同様で、再インストールすることでアンインストールできることもあります。

解決法その③:クリーンインストールする


Windows7で使っていたソフトをWindows8に引き継がなければ、そもそもこんな問題は起こりません。いっそのこと、クリーンインストールですっきりとクリアーな環境を手に入れましょう。余計なデータがないので、サクサク快適に使うことができます。ただし、初めのうちはね。


引き継ぎ項目の選択画面で「何も引き継がない」を選択すれば、クリーンインストールを行なえます。と言っても、ファイルはHDD上に残ったまま。これまでのファイルは「Windows.old」というフォルダーのなかに格納されます。

解決方法その④:再度ダウンロードする


ダウンロード版のファイルは2.7GB程度ですが、なんらかの理由でダウンロードしたファイルが壊れている可能性があります。もういちどダウンロードしてみましょう

再ダウンロードする場合は、注文後に届いたメールから「ここ」をクリックし、セットアップ用のプログラムをダウンロードします。ダウンロードが完了したらファイルを実行し、指示に従って作業を進めてください。



1回の再ダウンロードでは、問題が解決しない場合もあるようです。2~3回繰り返してみたほうがよさそうですね。

解決方法その⑤:セキュリティ対策ソフトを停止する


ウイルスやスパイウェア対策のソフトが起動していると、うまくインストールできない場合もあるようです。通知領域のアイコンを右クリックして、セキュリティ対策ソフトを一時的に停止しましょう。停止できない場合は、アンインストールしてください。

解決方法その⑥:Windowsを更新する


更新プログラムを利用していない場合は、Windows Updateからシステムを最新の状態に更新しましょう。それでも解決しない場合は、Windowsの修復インストールを試してみるのも手です。

とりあえず、現時点で判明している解決方法を紹介しました。ほかに「こんな方法で解決した!」という方がいましたら、ぜひ情報のご提供をお願いいたします。


補足:Windows8 Proへアップグレードのみ!


標準版の無印「Windows8」へのアップグレード方法を調べている人もいるようですが、2012年10月の時点では、Windows 8 Proにしかアップグレードできません。無印のWindows8がほしい人は、新規インストール版のパッケージを購入してください。

スポンサードリンク


「記事が参考になった」という方は、ぜひ「いいね」ボタンのクリックをお願いします。Facebookのファンページから更新情報をお届けします。