Windows8ではデスクトップのスタートボタンが廃止されたため、電源の切り方がわからないという人も多いでしょう。基本的な操作は「マウスカーソルを画面の右角に移動」→「チャームバーから設定をクリック」→「電源をクリック」→「シャットダウンをクリック」という流れなのですが、これではあまりにも手間がかかりすぎる! という人のために、Windows8の電源を切る際に便利なワザを紹介します。
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Windows+Iキーで設定チャームを表示する
Windowsキーを押しながらIキーを押すことで、チャームバーの「設定」をダイレクトに表示できます。これで少しは手間が減りますが、あまり変わりませんね。まあ、こんなワザもあるということで。Alt+F4キーからダイアログを使って終了する
Alt+F4キーは本来アプリを終了するためのショートカットですが、デスクトップで利用することで「Windowsのシャットダウン」ダイアログ表示できます。ダイアログを表示後、「OK」をクリックするからEnterキーを押すことで、Windows8を素早く終了することが可能です。
電源ボタンをシャットダウンに割り当てる
マウス操作が面倒な場合は、電源ボタンからWindows8をシャットダウンしましょう。まずはコントロールパネルから「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」とクリックし、画面左の「電源ボタンの動作を選択する」をクリック。設定画面が表示されたら「電源ボタンを押した時の動作」を「シャットダウン」に設定して、「変更の保存」をクリックします。
機種によって異なる場合もありますが、通常は「スリープ状態」に設定されているはずです。スリープ状態をあまり使わないなら、電源ボタンからシャットダウンできるようにしましょう。かなり便利です。
シャットダウン用ショートカットを作る
アイコンのダブルクリックでWindows8の電源を切ることもできます。ピン留めしておけば、スタート画面からも終了できます。
まずはデスクトップ(あるいはエクスプローラー)の右クリックメニューから「新規作成」→「ショートカット」とクリックします。
「ショートカットの作成」画面が表示されたら、入力欄に「shutdown /s /hybrid /t 1」と入力します。
「名前の入力欄」は適当でOK。「シャットダウン」や「Windowsの電源を切る」とでも入力しておきましょう。「完了」をクリックすれば、作業は終了です。
作成されたショートカットをダブルクリックすれば、瞬時にWindows8がシャットダウンします。
このままではわかりづらいので、必要に応じてアイコンを変えるといいでしょう。ショートカットのアイコンはプロパティ画面で変更可能です。
ここで前述の「shutdown /s /hybrid /t 1」について、少し説明しておきましょう。「shutdown」はWindowsをシャットダウンできるコマンドです。さまざまなオプションを加えることで、終了や再起動などを自由に設定できます。
「/s」は、Windowsをシャットダウンするためのオプションです。この部分を「/r」に変えると、Windowsの再起動コマンドになります。
「/hybrid」は、Windows8の高速スタートアップを有効にするためのオプションです。Windows8ではシャットダウン時にシステムの状態をファイルに保存することで、次回の起動を高速化できます。Windowsを快適に利用するために追加しておきましょう。
「/t 」は、シャットダウンまでの時間を設定するオプションです。直後に半角スペースと秒数を設定することで、設定した秒数が経過した後にWindowsが強制的にシャットダウンされます。ファイル編集中のソフトがあっても、強制的にシャットダウンされるので注意しましょう。ソフトを強制終了したくない場合は「/t 0」と設定してください。
以上がWindows8のシャットダウンを効率化する裏ワザですが、いかがだったでしょうか? 個人的には電源ボタンをシャットダウンに割り当てる方法がオススメです。マウスでのチャームバー操作はなにかと不便なので、ぜひ試してみてください。
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