Windows8のIE10で家族にバレないよう履歴を削除する方法 - デジタル小噺

2012年11月22日木曜日

Windows8のIE10で家族にバレないよう履歴を削除する方法


男性でしたら誰でも、けしからんサイトくらいは見ることがあるでしょう。自分ひとりで使っているパソコンならなんの問題もありませんが、家族で使っているパソコンでいかがわしいサイトを閲覧すると、そのサイトを見た形跡が「履歴」として残ってしまいます。

ネット閲覧のヤバイ痕跡を消す方法として「履歴の削除」という方法があります。ですが通常の方法で消すとすべての履歴が消えてしまい、かえって家族にアヤシマれてしまうでしょう。

そこで今回は、Windows8のインターネットエクスプローラー(Internet Explorer)、通称「IE」から、けしからんサイト、つまりアダルトサイト、まあぶっちゃけて言えばエロサイトの履歴「だけ」を消す方法について紹介しましょう。

ちなみに今回はWindows8のIE10を利用していますが、基本的な操作や語句はほかのIEでも同じ。Windows7やVista、XPなどでも、同じ方法で履歴を削除できます。



まずは基本のすべての履歴を消す方法から


ヤバイ履歴をピンポイントに消す方法について述べる前に、まずはすべての履歴を消す方法を紹介しましょう。

まずはウィンドウ右上にある歯車アイコンをクリックしてメニューを開き、「セーフティ」→「閲覧履歴の削除」とクリックします。

メニューから「セーフティ」→「閲覧履歴の削除」とクリック

設定画面が表示されたら削除したい項目にチェックを入れて、「削除」をクリック。これで履歴の消去は完了です。ただし項目によっては、その後のネット閲覧に支障をきたす場合があるので注意しましょう。

消したい項目にチェックを入れて「削除」をクリック

【消したほうがいい項目】
・インターネット一時ファイル及びWebサイトのファイル→ネットの画像や動画など
・履歴→閲覧したWebページの記録
・ダウンロードの履歴→ダウンロードしたファイルの記録

【消さないほうがいい項目】
・フォームデータ→アカウント登録時になどに表示される名前やアドレスなどの文字
・パスワード→自動的に記録されるパスワード(ただし残しっぱなしは危険)
・ActiveXフィルターと追跡防止のデータ→悪質サイトからの攻撃を防ぐために必要

いますぐ消さないとマズイ! といった緊急事態に備えて覚えておくと吉です。

ヤバイ履歴だけを個別に消す


履歴を個別に消すのは、実は簡単です。履歴表示ウィンドウから消したい履歴を右クリックし、メニューから「削除」をクリックするだけ。これで、見られたくない履歴だけを消すことができます。

右上の★アイコンをクリックしてから「履歴」を
クリック。消したい項目を右クリックから削除します
フォルダー型のアイコンで表示されている部分を右クリックで削除すると、そのURLに含まれる履歴がすべて削除できます。ひとつのサイトで見たページの履歴をまとめて消せるので便利です。上の画面の場合、「bing(www.bing.com)」を消すと、そのなかに含まれる5ページがすべて消去されます。

いくつものけしからんサイトを見ている場合、そのサイトの数だけ履歴を消去しましょう。面倒な作業ではありますが、けしからん画像や動画を探していたときと同じエネルギーを持って作業することをおすすめします。

検索履歴や入力履歴を消去する


アドレス入力欄に入力したキーワードやURLの痕跡を消したい場合もあるでしょう。基本的に先ほど紹介した方法で履歴を削除すると、アドレス欄にヤバい情報は表示されません。ですが、いつどこでどんなサイトを見たのか忘れてしまう場合もあります。そんなときはキーワードを入力して、ヤバイ履歴を消去しましょう。

まずはアドレス入力欄に、入力していそうなキーワード(一部でも可)を入力してください。表示された履歴のなかから消したい項目にマウスカーソルを合わせると、右端に「×」マークが表示されます。そのまま「×」マークをクリックすればOKです。

キーワード入力後、消したい項目の「×」をクリック
この方法では、すべての履歴を消せない可能性もあります。意外な単語からヤバイ履歴がヒョッコリ表示されることもあるので注意しましょう。

InPrivateブラウズで履歴を残さない!


IEには、履歴を残さない「InPrivateブラウズ」というモードが用意されています。このモードでならけしからんサイトを見ても履歴が残らないばかりか、ページに使われている画像も自動保存されません。会員制サイトなどではアクセスのたびにIDやパスワードを入力する必要がありますが、バレて修羅場になるよりはよっぽどマシですね!

右上の歯車アイコンからメニューを開き、
「セーフティ」→「InPrivateブラウズ」とクリック
アドレスバーの左に「InPrivate」と表示されます
InPrivateブラウズモードでは、お気に入りやキーワード検索から目的のサイトを見つけ出せます。閲覧にプラグインが必要なサイトでは、一部利用できないので注意しましょう。本来は銀行の取引サイトなどで使うモードなのですが、こういう使い方もあるんですね。

通常モードのIEで履歴を残さなくするには?


通常モードでも、履歴を残さないように設定できます。個人情報の流出を防ぎたい人は設定しておくといいでしょう。閲覧中は履歴が記録されますが、IEを終了すると同時に履歴が自動消去されます。

メニューから「インターネットオプション」をクリック
「全般」タブの「終了時に閲覧の履歴を削除する」に
チェックを入れ、「OK」をクリック

IE以外のブラウザーを使ってみるのは?


家族がパソコンに詳しくなくてIEしか使っていないなら、IE以外のブラウザーを使うという方法もあります。有名なところでは「ファイアーフォックス(Firefox)」や「Chrome(クローム)」、「Opera(オペラ)」などがオススメ。ただし、起動のためのアイコンは、目立たない場所に配置しておきましょう。

ファイアーフォックス
クローム
オペラ

なお、今回紹介した方法はあくまでも初心者向けの対策です。家族のなかにパソコンに詳しい人がいると、ソッコーでバレる可能性があります。確実にバレないようにするなら、USBメモリーから起動できるポータブル版のブラウザーがオススメですが、それについてはまたほかの機会に紹介しましょう。

それではみなさん、くれぐれもほどほどに!

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